女性にモテないハゲのための育毛剤の選び方

1.男性ホルモン抑制タイプ

日本人男性のハゲの症状のうち、約95％は男性型脱毛症（AGA）だといわれています。男性型脱毛症の主な原因の1つは男性ホルモンの影響で、男性ホルモンに含まれるテストステロンという物質が5αリダクターゼと化合するとジヒドロテストステロン(DHT)というハゲを引き起こす物質が作られるのです。男性ホルモン抑制タイプの育毛剤は5αリダクターゼの働きを抑制します。それによってジヒドロテストステロン(DHT)の生成を抑え、脱毛を阻止するのです。

男性ホルモン抑制タイプに含まれる成分としては「フィナステリド」が代表的です。

2.血行促進タイプ

頭皮血行がよくなると、毛髪生成に必要な栄養・酸素が毛根に供給しやすくなるため、毛母細胞分裂も活発になります。血行促進タイプの育毛剤は、頭皮の毛細血管を拡張し、血行を良くすることで発毛促進するタイプの育毛剤です。肩こり・首こり、冷え性を持つハゲの方には効果のある作用で、多くの育毛剤はこの作用を併せ持っています。

血行促進タイプに含まれる成分としては「ミノキシジル」代表的です。

3.毛母細胞活性（栄養補給）タイプ

毛母細胞活性（栄養補給）タイプの育毛剤は、毛髪生成に必要な栄養を直接毛母細胞に補給して、毛母細胞分裂を活性化し発毛を促すタイプの育毛剤です。髪の毛を生成する毛母細胞分裂を行うには、ビタミン、亜鉛、システインなどの栄養素が不可欠ですが、毛母細胞活性（栄養補給）タイプの育毛剤はこれらを直接頭皮に浸透させます。

栄養を補給する効果をもつものは育毛剤だけではなく、育毛シャンプーや育毛サプリメントといったものもあります。頭皮への負担も小さいので、初めて育毛剤を使う方にも人気です。睡眠不足や不規則な食生活などで、栄養が不足しがちな方にもおすすめです。

4.皮脂分泌抑制タイプ

適度な皮脂分泌は頭部を保護するために必要なのですが、それが過剰にあると毛髪の成長を阻害し、炎症を起こして脂漏性脱毛症の原因になります。なにより頭皮が油ギッシュになるので、一番女性に嫌われるタイプのハゲかもしれません。
皮脂分泌抑制タイプの育毛剤は頭皮の皮脂分泌量を適切に保ち、清潔な状態を保持する育毛剤です。

皮脂分泌を抑制するものは育毛シャンプーにも多く見られます。特に脂性の方は頭皮がテカりがちなのでおすすめです。

5.頭皮保湿タイプ

頭皮の皮脂が少なすぎると、乾燥してフケがでやすくなります。それらが毛穴を塞ぐと、炎症を起こしたり細菌が繁殖したりして粃糠性(ひこう性)脱毛症になったりします。頭皮保湿タイプの育毛剤はイチョウ葉エキス・海藻エキスなどを配合して頭皮の乾燥を防ぎ、適切な頭皮状態を保つ育毛剤です。

こちらは乾燥肌だったり、カラー・パーマで頭皮が傷んでいる方におすすめです。特に頭皮が乾燥しているとフケが発生しやすく肩にフケが溜まったりします。不潔なハゲは女性は大嫌いなので、頭皮の乾燥は避けるようにしましょう。